病態エネルギー

薬の選び方 病を癒す心 健康を考える
薬のイワイ
健康を考えるコーナー
昔の本に次のようなことが書いてあります。 母の胎内にある胎児の気は下丹田中にあり、諸臓器も空虚なのでそれを妨害せず、すみずみまで流れ調和していた。生まれた後には、飲食をするが、飲食をした後では、臓腑はその気でつまってしまい、お互いに妨害しあう、よって飲食が後天的な濁気であるばかりでなく、元気の流れを妨げる。 つまり健康とは良い流れを意味するのだと思います。口から入ったものがスムーズに身体をめぐり、利用され、排泄される。鼻から入ったものは身体をめぐり、利用され、排泄される。体の中のものもスムーズに流れて滞っていない。 これが健康な状態でしょう。では健康を保つためにはそれなりのエネルギーが必要です。まずエネルギーを分類しましょう。個々の人が持っているエネルギーを保有エネルギーとし、毎日の生活をするためのエネルギーを生活エネルギーとし、病になった時にそれを癒すために必要なエネルギーを闘病エネルギーとします。この関係は下図の関係になります。
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01.保有エネルギーをたかめるにはどうすればよいでしょう
保有エネルギーを蓄えるには●第一においしく呼吸することです、おいしく呼吸するには適当な空気がいります、呼吸作用器があり、上手に息をしなければなりません。上手に呼吸するとはすなわち吐く息の長い腹式呼吸です。●第二にぐっすり眠ることです。つまりストレスなく眠れることで長さではありません。脳が遊んでいる状態を造ることです。●最後においしく食べられることです。おいしく食べるには適当な水、適当な食べ物がいります、さらに調理されなければ、そして食作用器があり、食べなければなりません。しかし、食べるという行為は食欲がなければ食べなくて良い。ただし、体は休めないといけません、なぜなら保有エネルギーが生活エネルギーに変わりますから。この3つの考えにそって気を入れなければなりません。つまり、意識の安定化です。意識の安定化で保有エネルギーは蓄積されます。
02.生活エネルギーや闘病エネルギーを効率よく出すにはどうすればよいでしょう
生活エネルギーや闘病エネルギーを出すということは保有エネルギーを減らすことですから、なるべく効率よく使うようにしなければなりません。つまり気を出すとは意識の集中化です。病になれば闘病エネルギーを消費しそれでも保有エネルギーはなるべく減らさないようにしなければなりませんから、生活エネルギーは出さないようにしなければなりません。このような考えから 養生法とは保有エネルギーと生活エネルギーのバランスを保つことです。 このような考えに基づいて各病を検討していき、その病に一番合った薬を提供できれば よいと思います。***メニュー***のところのいろいろの病名を開いてみてください。すこしづつ流れについての説明とその異常を自分で判断する方法が書いてあります。参考にして自分で治す方法を考えましょう。
03.体のすべての臓器からはホルモンが分泌されていると思われる。
私たちの体のすべての臓器からはホルモンが分泌されていると思われるのでなるべくならきずをつけたり、取ったりしないほうがよい。脳の部分と脳以外の部分とはホルモン応答での関係で結ばれているので、臓器の異常によるホルモン分泌の異常は脳自体のストレスとなる。たとえば女性器のおとろえ(更年期)によるホルモン応答の異常で脳にストレスがかかった状態、いわゆる更年期障害や胃切除後の神経症状、また子宮筋腫などの手術後のうつ症状など。ですから今後いろいろな臓器からホルモンが発見されていくのではないでしょうか。
04.玄米がよい、自然塩がよい、黒糖がよい、自然水がよい。
いいかえれば、白米はよくない、白塩はよくない、白糖はよくない、白水はよくない。さらに考えれば、純粋に精製するほどよろしくない。白米と糠を一緒に食べれば、玄米に近くなる、食塩とにがりを一緒にとれば、自然塩に近くなる。白糖とミネラルをとれば、黒糖に近くなる。水は精製水とミネラルを一緒にとれば、自然水に近くなる。 しかし、わざわざ精製しなくとも、自然のままを取りたいものだ。ばかげているのは、名水を加工して販売している水がある。日本伝統の糠漬けを大事にせずに、糠はすてて、糠漬も家庭から姿を消している。かなしいのは、おからが産業廃棄物と認定されたことだ。
05. 気功の気、気力の気、気がぬけるの気、気とはいったい何でしょう?。
わかりません、しかし、こんなものだろうということは、つぎのように私は考えています。今、家が新築されました。そこに人が入居して、生活が始まります。この人の生活の状態で家は変化し、もしかりに人が住まなくなったら、この家は急速に朽ち果ててしまいます。家を人の体とすれば人は気という関係になります。ですから、誕生の時に頑丈に生まれてきても、気のバランスが悪ければ、体の状態は悪くなるし、あまり頑丈に生まれてこなくても、気のバランスによって、体の状態は上手に長く健康でいられます。次に私たちは家の中を偏らずに手入れしないとよくないように、体も気が偏らずにめぐってなくては、よろしくありません。気が一箇所に強くとどまると そこは病因になります。頭に気がとどまればノイローゼになります。胃のことばかり気にすれば、胃の病になります。さらに気が体からすこし離れれば、体のバランスは悪くなります。いわゆる、気がぬける、です。完全に気がいなくなれば、死を意味します。たとえば1つの気と臓器の関係の例を話しましょう。今皆さんがテレビをみるとします。まず見る気で眼がテレビの方へ向きます、見えるようにして、次に見分けて、テレビの内容が頭に入ります。これはすべて気がそこにあるからです。眼はテレビの方を向いていても、別の心配ごとに気が行っていたら、テレビの内容はわかりません。そして、さらに見るというところに気がずっととどまると今度はそこが病因になります、眼、視神経が疲れて、病になります。家は人の存在がわかっているかどうかわかりません、私も気の存在ははっきりわかりませんが、なんとなくはわかります。 皆さんはいかがですか。
06.最近 水を取り過ぎていませんか
最近、テレビや新聞の広告などが原因かどうかはわかりませんが、水分を取りすぎていませんか。 昼間の水は取り過ぎれば、起きているのですから、膀胱に溜まれば、尿意をもよおして、出しに行きます。 しかし、夜の水分の取りすぎは膀胱に溜めますが、眠りをさまたげないように、出しには行きません。 ですから、とりすぎれば体に悪さをします。たとえば夜中に目をさましたり、つぎの朝にふらふらめまいが したり、血圧を高くしたりです。体の声を聞きましょう。のどが渇けば、水が欲しくなります。むやみに とりすぎないでください。細胞(肉や野菜)を上手に保存する時は水の中につけずに水を切ったほうが 長く保存できます。水のとりすぎは水の中に肉や野菜をいれて置くのと同じ、体がふやけて痛みます。
07.すこし、気になることが
日英の医療の違いについての記事の中にイギリスではなかなか抗生物質は処方しないと書いてあります。たしかに抗生物質は なんとなく心配だから使っておこうという薬ではありません。日本ではめちやめちやに使っています。これが1つの心配、つぎに最近はインフルエンザ は風邪とは違うからといって抗ウイルス剤を使う傾向にあります。抗生物質が悪い菌をやっつけるとともに よい菌も殺す、そればかりか耐性菌をつくる。抗ウイルス剤はインフルエンザウイルスに効果あるでしょうが 人類にとってよいウイルスをやっつける可能性もあるのでは、また耐性ウイルスなどということはないでしょうか。 抗ウイルス剤は否定しませんが、インフルエンザも安静にして、対症療法の風邪ぐすり(ただし漢方薬入り)で 充分対処できます。ひとり心配している薬剤師でした。
08.やはり、以前話したようになりました
以前から偉い先生は鳥のインフルエンザは人間には問題ないと言っていましたが、やはり、人間にも感染します。ウイルスはしたたかに変化しているのですから当たり前のことでしょう。抗ウイルス剤もあやしい副作用があるかも。とにかく日頃から抵抗力と体力をつけておくことしかない。最近の子供は飛びはねができないらしい。怖いですね。
09.西洋薬の流れと漢方薬の流れ
今の新薬の開発の流れは生体の中の物質の打ち消し、しかも早い時期での打ち消し法です。これで生体内でのストレス(広い意味の病の元)に対する効果は早いので症状は早く止まります。しかしいったん生体内で始まった反応を途中で止めることになります。それでは漢方薬はどうでしょう。漢方薬は始まった生体内の反応を早く、または遅くして、結果的に最後まで終了します。たしかに症状を早くとるかといえば、そうでもありません。しかし確実に生体内の反応をきちんと終了させます。自然治癒力を利用した治療としてはどちらがよいでしょう、アレルギー反応とは生体の免疫反応、アレルギー反応をより初期で止めるということは、生体のそれ以外の反応も止めてしまう。免疫力も生体の活性もだめになる。
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